ある日、彼女は突然現れた
いつも一緒にいた仲良し6人組。
あの頃の僕は、何でもできると思っていた。
怖いものなんて無いって思っていた。
でも、それは起こってしまった。
何気なく言った言葉。
傷つけるつもりなんて無かった。
明日謝ればいい。そう思ってた。
でも…
その<明日>は永遠に来なかった……。
そして、時は流れ、ある夏の日。
奇跡が起こった。
子供時代の事故をきっかけに
心を閉ざし離れてしまった仲良し6人組。
夏のある日、事故で死んでしまった彼女が
彼らの前に現れる。
しかし、彼女は戻ってきた理由を覚えていなかった。
彼らはその<理由>を探すためにもう一度集まり、
止まっていた時間が少しずつ動き始める。
彼女は何故戻って来たのか?
それは彼女が願った、ひと夏の奇跡―
前を向けば、きっと会える。